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環境ニュース[国内]

愛媛県、レッドデータブックを改訂最新の調査結果を反映

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2014.12.17 【情報源】地方自治体/2014.10.23 発表

 愛媛県は、県内の絶滅のおそれのある野生動植物の特徴や分布状況などをまとめた「愛媛県レッドデータブック2014」を発行した。03年3月発行のレッドデータブックに最新の調査結果を踏まえ、それぞれの種ごとに写真や概要、県内の分布状況など、より詳細な情報を加えて改訂した。
A4版サイズ、フルカラーで624ページ。総掲載種数は1773種、うち絶滅種が28種、絶滅危惧種が1027種。
 愛媛県は、過去10年ほどの野生動植物を取り巻く環境の変化を踏まえて見直すため、3年間をかけて現況調査を実施。調査では、一般的によく知られ、分類や分布などの生物学的知見が比較的蓄積されている種を含む生物群を評価対象とした。
 今回、調査対象として新たに藻類地衣類を追加。他のレッドデータブックと比較しやすいように、カテゴリー区分は環境省レッドリストカテゴリーなどに準じた。要注意種のカテゴリーは県が独自に設定した。
 愛媛県は、生物多様性と自然環境の保全の取り組みを進める上での基礎資料としての活用を期待しており、専用ホームページを開設する予定。県民環境部自然保護課 TEL:089-912-2365【愛媛県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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