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環境ニュース[国内]

三菱電機、共同出資会社が愛知県で2浄水場と発電施設の整備・運用事業を実施

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2015.01.14 【情報源】企業/2014.12.25 発表

 三菱電機が月島機械、同社グループで処理施設運転保守の月島テクノメンテサービスと設立した共同出資の特別目的会社が、愛知県で2カ所の浄水場排水処理と、発電施設の整備・運用事業を実施する。愛知県企業庁との間で事業契約を結んだ。事業総額は89億5000万円で、2017年3月までに設計・建設し、同年4月から2037年3月までの20年間、運営する。
 愛知県企業庁が現在運営している犬山浄水場(犬山市)と尾張西部浄水場(稲沢市)の老朽化した汚泥脱水設備を中心に、排水処理施設を更新する。同時に、犬山浄水場に常用・非常用発電設備と太陽光発電設備を新設する。民間のノウハウを活用し、電力需給の緩和と災害時の対応力を強化した浄水場に再構築してサービスの向上を図る。
 特別目的会社は尾張ウォーター&エナジー(尾張W&E)で、三菱電機が40%、月島機械が55%、月島テクノメンテサービスが5%出資した。3社の強みを生かした事業提案で落札した。犬山、尾張西部とも2台の350m2の汚泥脱水設備を更新するとともに、犬山に天然ガスの1000kW自家発電設備6台を新設する。太陽光発電設備の出力は3100kWとなる。
 この事業で三菱電機は自家発電設備と太陽光発電の設計・建設、保守を手掛け、月島機械は排水処理の設計・建設、月島テクノメンテサービスは運営・維持管理などを担当する。自家発電設備は昼間に浄水場で必要な電力を賄い、災害時は非常用発電機の役割を持つ。太陽光発電設備は自家発電と連系し、発電電力を浄水場で使うほか、余剰分を売電する。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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