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環境ニュース[国内]

三菱レイヨン、水環境事業強化へ排水処理で日東電工と戦略的パートナーシップ

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2015.01.23 【情報源】企業/2015.01.21 発表

 三菱レイヨンは、水環境事業の強化を狙いに排水処理、排水再利用市場に関し、逆浸透膜や工業テープなどを手掛ける日東電工と戦略的パートナーシップ合意書を結んだ。これまでの協力関係をさらに広げて全面的に連携することにした。拡大する再生水市場に対応し、両社で製品を共同開発して世界市場で展開する。
 三菱レイヨンと日東電工は、水処理事業で技術やノウハウを共有し、新製品の共同開発や、精密ろ過膜の海外販売を中心に協力してきた。今回、再生水市場で高い成長率が見込まれる中国やインド、中東地域など世界規模のバリューチェーン(事業価値の連鎖)強化を進める三菱レイヨンと日東電工の考えが一致した。
 三菱レイヨンは水環境事業でMBR(膜分離活性汚泥法)での再生水事業や、産業・医療分野で使われる中空糸膜フィルター、浄水器を主力にしている。今回の合意によって、再生水事業で自社のMBR製品と日東電工が高いシェアを持つ逆浸透膜を組み合わせた製品の開発や、各地域の販売ルートなどの活用を推進する。
 人口増加や経済成長に伴う水不足や水質悪化を背景に水処理市場が広がり、中でも工業排水、生活排水向けに再生水市場の需要が伸びている。再生水は海水淡水化に比べて低コストで導入でき、環境負荷も抑えられる。両社で開発する製品で今後5年以内に、50件の大型(1日あたり水処理量5000m3以上)受注を目指す。【三菱レイヨン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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