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環境ニュース[国内]

世界資源研究所、購入電力の排出量」を算定するGHGプロトコル・スコープ2ガイダンスを公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.02.03 【情報源】/2015.01.20 発表

世界資源研究所(WRI)は、企業が購入する電力の温室効果ガス(GHG)排出量を算定するための新たな手引きとなる「GHGプロトコル・スコープ2ガイダンス」を公表した。再生可能エネルギーが急速に拡大するなど電力市場が大きく変化する中で、従来の「GHGプロトコル・事業者排出量算定報告基準」(GHG Protocol Corporate Accounting and Reporting Standard)を初めて大きく改定した。再生可能エネルギーへの投資は、2014年までの10年間で600億ドルから3100億ドルへと急速な伸びを示している。また、企業が低炭素の電力を購入する際には、電力購入契約、電力契約、再生可能エネルギー証書など多様な方法があり、その内容も国によって異なっている。しかしこうした購入再生可能エネルギーの炭素排出量の算定方法は明確になっていなかった。このスコープ2ガイダンスは、企業が購入する電力の排出量を自身の排出報告にどのように含めるか、それらが排出目標にどう寄与するか等を一貫性と透明性のある方法で示すもので、電力源選択の手がかりとして短期・長期の投資判断に活用できるという。
このスコープ2ガイダンスは4年をかけて作成され、23か国から企業、電力会社、政府機関、市民社会の代表者ら200人以上が協力した。この新ガイダンスを既に導入した企業12社(フェイスブック、グーグル等)のケーススタディも含まれている。【世界資源研究所

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