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環境ニュース[国内]

セイコーインスツル、全排水毒性試験での評価を高塚事業所で実施、良好を確認

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2015.03.09 【情報源】企業/2015.03.05 発表

 セイコーインスツル(SII)は、全排水毒性(WET)試験での安全性評価を高塚事業所(千葉県松戸市)で実施した。その結果、試験生物への影響は認められなかった。生態への影響リスクは極めて低く、良好な水質と確認した。 2011年4月に策定した「生物多様性行動指針」に基づく取り組みの一環として初めて行った。
 WET試験は個別の化学物質ではなく、生物に及ぼす影響を直接測定する生物応答で排水の安全性を総合的に評価する手法を指す。魚類(ゼブラフィッシュ)の卵から稚魚の前までの毒性試験、甲殻類(ニセネコゼミジンコ)による繁殖試験、藻類(ムレミカヅキモ)の生長阻害試験で構成する。いずれも影響はなかった。
 高塚事業所は半導体の製造、研究開発、生産技術の開発などを手掛ける。事業所の排水は適正に処理した後、河川を経て東京湾に排出されている。これまでも排水の法規制を遵守するとともに、厳しい自主基準で水の安全性に力を入れてきた。問題がないことを確認した今回の試験を機に、今後も水の安全を守っていく。
 高塚事業所は1996年11月に環境マネジメントシステムISO14001」を取得した。SIIはその後国内外のグループ主要拠点に広げた。環境マネジメント強化を狙いに国内で2012年度にグループ統合認証の体制整備を始めた。2013年度の関東圏、2014年度の東北圏の拠点統合を経て、2015年1月に国内拠点の統合認証を完了した。【セイコーインスツル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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