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環境ニュース[国内]

パナホーム、エネルギー収支ゼロを超える住宅仕様を設定、一戸建て住宅で展開

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.03.19 【情報源】企業/2015.03.16 発表

 パナホームは、エネルギー収支ゼロを超える環境性能を備えた住宅仕様「ゼロエコ」を新たに設定した。住宅の年間一次エネルギー消費量を正味(ネット)ゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)をさらに進めたもので、自社の一戸建て住宅商品で4月1日から展開する。国が2020年までに標準的新築住宅で実現を目指す未来の仕様を先取りした。
 ゼロエコは、エネルギーを創る、活(い)かす、かしこく使う、のそれぞれで独自の未来標準を提案する。創るは、発電量トップ水準のパナソニック製太陽電池モジュール「HIT」と、リチウムイオン蓄電池ユニットを連携させる。太陽光発電の余剰電力や夜間電力を蓄電池にため、生活で効率的に放電して光熱費を抑える。非常時も有効活用できる。
 活かすは、壁や天井に加えて基礎の内側にも断熱材を施した「家まるごと断熱」で地熱を有効に利用する。床下の空気を換気システムのフィルターを通して各部屋に送る。換気システムは自動的に省エネ運転する。かしこく使うは、パナソニックのHEMS(住宅エネルギー管理システム)と、持ち運びできる住宅機器コントローラーモデルを採用する。
 ゼロエコによってパナホームの住宅商品「カサート」の場合、平均的な太陽光発電システムで約20年前の住宅と比べて光熱費を年間約28万4000万円低減する。年間売電額と合わせて約41万7000円節約できる。大容量の太陽光発電システムを搭載する「エコ・コルディスII」だと約70万9000円節減する。一戸建て住宅の50%でゼロエコ販売を目標にする。【パナホーム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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