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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、エネルギーマネジメント「ISO50001」取得、日本の自動車製造業で初

エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2015.03.31 【情報源】企業/2015.03.27 発表

 トヨタ自動車は、エネルギーマネジメントの国際規格「ISO50001」認証を取得した。日本の自動車製造業で初めてで、同社が進める継続的なエネルギー消費低減活動の一環である。実効性の高いエネルギー管理体制の構築を狙いに、2014年の初めから認証取得に向けたエネルギー管理体制を検討し、段階的にシステムを構築・運用してきた。
 トヨタは従来から工場・事業所を中心にエネルギーの「見える化」や改善活動によってエネルギーの低減を推進してきた。ISO50001に基づくエネルギーマネジメントの仕組みを会社全体で導入・活用することで、より効果的な管理体制が構築できると判断した。今回の認証は、全社的な統括的エネルギーマネジメント体制を適用範囲にしている。
 社内の「生産環境委員会」が全社のエネルギー目標設定・計画を策定し、効率的なエネルギー消費への改善を継続して進める。エネルギー使用状況の実績の管理・集計・解析を「エネルギーマネジメントチーム」が行い、目標達成に向けた施策や方針を見直して改善を図る。こうしたことで全社的にエネルギー使用量の効果的な低減を実現する。
 ISO50001は、国際標準化機構(ISO)がエネルギーマネジメントで必要な要求事項を定めた規格を指す。環境マネジメントシステムISO14001」と同様にPDCA(計画・実行・点検・処置)サイクルを軸に省エネやエネルギーコスト改善を目指す。ISO14001が環境全般を範囲にするのに対し、エネルギーに関して具体的な要求が盛り込まれている。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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