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環境ニュース[国内]

富士フイルム、省資源をコンセプトにした印刷業界用ソリューションを世界展開

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.04.09 【情報源】企業/2015.04.07 発表

 富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルムは、省資源を主なコンセプトにしたオフセット印刷業界用のソリューションの提供を始める。「FUJIFILM SUPERIA(フジフイルムスーペリア)」と名付け、「確実な収益性アップ」を切り口にする。自社の幅広い製品群や品質管理技術、サポート技術などを総合的に投入して世界各国で展開する。
 環境配慮を目的にCSR企業の社会的責任)の視点で取り組まれている省資源の考え方をさらに進め、オフセット印刷会社で使用される用紙・インキなど資材の節減や作業の効率化などによるコスト削減、収益性改善の側面に着目した。省資源を省材料、省工数、省エネ、省排出、省ウオーターの5つに分け、これらを実現する方法を体系化した。
 省材料は用紙やインキを中心に無駄な使用を減らして材料コストをトータルで削減し、省工数はやり直しなど無駄な作業の短縮や、生産方式の変革で工程を削減する。省エネは工程の最適化でエネルギー使用量とコストを低減する。省排出は薬品廃液やVOC揮発性有機化合物)など環境に悪影響を与える物質の排出を抑えて処理コストを下げる。
 省ウオーターは、水の無駄な使用・排出を削減して水や排水処理のコストを低減する。フジフイルムスーペリアでは、印刷用のデジタルデータをフィルムに出力することなく刷版に直接焼き付ける方式のCTP(コンピューター・ツー・プレート)版材やCTPシステム、印刷関連薬品、ソフト、コンサルティングなどの相乗効果で5つの省資源を図る。【富士フイルム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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