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環境ニュース[国内]

イギリス、CCS石炭ガス化発電の実現可能性調査に420万ポンドを投入

エネルギー】 【掲載日】2015.04.14 【情報源】/2015.03.27 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、スコットランド中部のグレンジマスで開発予定の、炭素回収貯留(CCS)を伴う石炭ガス化複合発電プロジェクト(カレドニア・クリーン・エネルギー・プロジェクト)の研究・実現可能性調査のため、スコットランド政府とともに420万ポンドを拠出すると発表した。このうち、170万ポンドをDECCが、250万ポンドをスコットランド政府が負担する。この調査は、同プロジェクトの設計、立地、資金、建設を最終目的として実施され、調査の結果は、産業・学術界全体で共有され、商業規模でのCCSの開発・普及方法の知見向上に寄与するという。
 プロジェクトは、570MWの最新型石炭ガス化複合発電炭素回収貯留技術を同じ施設内で組み合わせる。このCCSは、発電から生じるCO2排出の90%を回収し、既存の陸上・海中のパイプラインで輸送して北海の海底下2キロメートルの地中に貯留する。デイヴィー・エネルギー・気候変動大臣は、「CCSは、イギリスの意欲的な気候変動目標の達成を目指す上で極めて重要であり、CCSの費用対効果を高めるにはより広く開発を進めることが必要だ」としている。
【イギリスエネルギー・気候変動省】

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