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環境ニュース[国内]

東京ガスなど、世界初の電池式家庭用ガス警報器を開発、小型・省電力化で実現

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.04.27 【情報源】企業/2015.04.22 発表

 東京ガスと大阪ガスは、ガス漏れや不完全燃焼によるCO(一酸化炭素)の発生を検知する家庭用ガス警報器で、世界で初めて電池駆動式の壁掛けタイプを開発した。コンセントが不要になり、設置場所の制約がなくなる。小型化によって省電力を実現した。東京ガスはガス・CO警報器を10月中旬、大阪ガスは火災・ガス・CO警報器を5月11日に発売する。2015年度にそれぞれ1万台を展開し、2019年をめどに本格投入する。
 天井に取り付けるタイプと、壁につり下げる壁掛けタイプがある。従来のガス警報器は、ガスを検知するガスセンサーを一定の温度に保つ必要があるため消費電力が大きく、AC電源が必要だった。そのため壁掛けタイプは設置の場所が限られていた。
 東京ガスは2006年、大阪ガスは1999年に省電力ガスセンサーの開発を始めた。半導体製造プロセスに使われる微小電気機械システム技術などで現行機の100〜500分の1の小型にし、センサーの温度上昇用電力を約数千分の1に引き下げた。小型化で温度上昇速度が増し、間欠的に行うガス検知時にだけ加熱できるようになり、さらに電力を抑える。
 これによって電池での駆動を実現し、コンセントに影響されることなく取り付けられるようにした。電源コードが見えるという美観上の理由から設置をためらう顧客もいたが、電池式でコードがなくなったうえ、従来の壁掛けタイプより容積で約50%小型化したことで、美観を損なうこともない。電池切れの時に音声で知らせる機能も搭載する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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