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環境ニュース[国内]

気候エネルギーソリューションセンター、カナダからの水力発電電力の輸入がアメリカの州のCO2排出削減目標の達成に寄与すると指摘

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.05.14 【情報源】/2015.04.28 発表

 アメリカのシンクタンク、気候エネルギーソリューションセンター(C2ES)は、カナダからの水力発電電力の輸入が、アメリカ各州のCO2排出削減目標の達成に寄与することを示す報告書を公表した。現在、アメリカの各州は、アメリカ環境保護庁(EPA)のクリーン電力計画で示された2030年までのCO2排出削減目標の達成に取り組んでいる。報告書によると、ミネソタ州、カルフォルニア州、マサチューセッツ州、ワシントン州等の一部の州は、カナダからの水力発電電力の輸入によりCO2排出削減目標の達成に向けて大きく前進できるという。既に十数の州が相当量の水力発電電力をカナダから輸入している。
 報告書では、輸入水力発電電力のクリーン電力計画の下での扱いの明確化と二重計算の回避、化石燃料由来の電力からの置換等、各州がカナダの水力発電電力を利用するために必要となる手続きが説明されている。C2ESは、本報告書で水力発電電力の輸入が各州の取り得る政策手段の1つであることを明確に示すことで、クリーン電力計画の柔軟性を高められるとしている。【気候エネルギーソリューションセンター】

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