ASEAN諸国、高効率照明への転換をめざし基準整合化に合意

エネルギー】 【掲載日】2015.05.14 【情報源】／2015.04.28 発表

　ASEAN諸国は、ASEANエネルギーセンター（ACE）のエネルギー効率・保全に関するサブセクター・ネットワーク（EE&C-SSN）の第19回会合において、LED技術などの高効率照明の基準と政策を整合化する計画に合意した。同地域のエネルギー消費量を大幅に削減する機会になるとし、高効率照明への転換を目指す。国連環境計画（UNEP）のen.lightenイニシアティブによると、同地域の高効率照明への市場転換によって、1年間に35億ドル以上の電気代、35テラワット時（TWh）の電力、2000万トン以上のCO2排出を削減できるという。今回の合意では、地域市場の評価やロードマップの策定から最終消費者向けの啓発活動に至るまで6段階のアプローチを設定し、作業部会や運営委員会のプラン実施のモデルを示している。EE&C-SSN参加国は、2018年初めまでにロードマップを実施することを約束した。2015年内に予定されているASEAN経済共同体の発足も、高品質な照明製品の域内取引を発展させ、高効率照明への転換を加速する機会になるとして注目されている。【国連環境計画】