ドイツ　国家洪水予防プログラムに3億ユーロ強を拠出

水･土壌環境】 【掲載日】2015.05.15 【情報源】／2015.04.28 発表

　ドイツ連邦環境省は、国家洪水予防プログラムに、今後数年間で3億ユーロ以上を拠出することを公表した。昨秋、連邦政府と連邦州政府は、洪水予防プロジェクトの一覧を含む国家洪水予防プログラムに合意しており、連邦政府は、洪水予防に取り組む州政府と共に、水を引かせるための干拓地や堤防の再配置、堤防の脆弱な部分の改善といった優先対策を選択していた。対策選択の際には、全州の対策が考慮されたのではなく、特別に効果の高い対策のみが選ばれた。これにより、今後20年のために、効果的で必要性の高い、そして地域の境界を越えた洪水対策の一覧が初めて完成した。ヘンドリックス連邦環境大臣は、連邦と州の協働を称え、「連邦と州は、ドイツの洪水予防をさらに改善に共に取り組んでいる。国家洪水予防プログラムは連邦各州の連帯の証であり、上流地域と下流地域間を公平に調整している。連邦政府は調整機関として、河川により多くの空間を与え、洪水のリスクを回避するための前提条件を創出した」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】