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環境ニュース[国内]

埼玉県 下水汚泥から固形燃料生成下水処理場で設備稼働開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.05.20 【情報源】地方自治体/2015.03.17 発表

 埼玉県下水道局は、下水処理場「新河岸川水循環センター」(和光市)で、下水汚泥固形燃料化施設を稼働させた。下水汚泥を従来の汚泥焼却炉のように焼却処分するのではなく、蒸し焼きにして燃料を生成する。
製造した燃料は民間企業に有償提供し、石炭の代替燃料として利用する。同事業により温室効果ガス排出量の削減と焼却灰の減量化、下水汚泥の有効活用を図る。
 県によると、同施設の汚泥処理量は年間約6万2000トンで、県流域下水道全体(約50万トン)の約12%に相当する。燃料化物生成量は年間約5000トン。廃熱の再利用などによる汚泥処理過程の高効率化や、民間企業が化石燃料の代わりにバイオマス生物資源)由来の固形燃料を利用することで、従来の焼却処理と比べて年間約1万5000トンの温室効果ガス削減効果を見込む。これは、一般家庭約2800世帯分の温室効果ガス排出量の削減に相当する。
 県は焼却灰の処分費の削減により、従来の汚泥焼却炉と比べて維持管理費を毎年約5000万円削減できると試算している。
 施設の管理運営は東芝電機サービス(東京)とJFEエンジニアリング(同)の共同企業体が担う。下水道下水道管理課 TEL:048-830-5456【埼玉県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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