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環境ニュース[国内]

世界資源研究所、2020年までに年間1000億ドルの気候資金を動員する方法を分析

地球環境】 【掲載日】2015.06.18 【情報源】/2015.06.03 発表

 世界資源研究所(WRI)は、「2020年までに世界で年間1000億ドルの気候資金を動員」という目標を達成するための方法を定量的に分析し、官民双方からの幅広い資金動員によって、拠出額の増加などを低く見積もっても2020年の資金動員総額は1090億〜1550億ドルに上り、目標は達成可能と報告した。
 報告書では、1)先進国の拠出する気候資金のみの場合、2)政府拠出の気候資金に誘発される民間投資も含めた場合、3)国際開発金融機関の気候資金とそれに誘発される民間投資も含めた場合、4)気候関連の政府開発援助も含めた場合、の4つのシナリオを、拠出額の増加率や民間投資誘発効果について複数の仮定を立て分析している。その結果、1つ目の政府の気候資金のみのシナリオでは、拠出額を年率25%増加させなければ目標を達成できないが、その他の資金源も含めた4つ目のシナリオでは、拠出額の増加率や民間投資誘発効果を低度と仮定した場合でも、2020年の資金動員総額は1000億ドルを超えると推定されたという。ここから、報告書では公的資金の拠出を着実に増やしつつ革新的な資金源を探るなどの推奨事項も示している。【世界資源研究所

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