フィンランド環境省、持続可能な開発への取組は参加機関にも有益と報告

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.06.18 【情報源】／2015.06.03 発表

　フィンランド環境省は、持続可能な開発への取組を表明した機関はその成果に満足していることを示す調査結果を公表した。フィンランドは、持続可能な開発を社会全体で推進するため、企業、地域社会、個人などが参加できる「2050年までに実現する私たちのフィンランド」という取組を実施している。これまでに同国の主要機関を中心に150機関が参加しており、今回の調査にはその約半数が回答した。その結果、調査参加機関の約80％が「取組への参加は持続可能な開発を推進するための明確で有効な手段であり、自機関にとって有益」と答え、94％の機関が「他機関にも取組への参加を推奨する」と回答したという。
　この取組は、国連のポスト2015年政府間交渉でも称賛されるなど、世界的にも注目を集めているという。取組の内容は、再生可能エネルギーの利用やエネルギー効率化、持続可能な原材料調達、若年者の雇用など多岐にわたる。フィンランド環境省は、「持続可能な開発へ向けた参加型の具体的手段として、この取組は国際的にも良いモデルとなる」としている。【フィンランド環境省】