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環境ニュース[国内]

帝人フロンティア、CSR調達強化のためベトナムで現地メーカー対象にセミナー

環境一般 CSR】 【掲載日】2015.06.16 【情報源】企業/2015.06.11 発表

 帝人100%子会社で繊維原料・衣料製品、工業資材の帝人フロンティアは、CSR企業の社会的責任)調達の強化に向け、ベトナム最大の経済都市、ホーチミン市で現地の縫製・刺しゅう工場や素材メーカーを対象にした「サプライチェーン(供給網)・CSRセミナー」を6月16日に開催する。世界のCSRの流れや労働問題をテーマに講義を行う。
 このセミナーは、帝人フロンティアが全社横断で2012年から推進する「CSR調達戦略プロジェクト」の一環で、現地取引先の法令順守と人権保護の徹底を目的にしている。アパレル業界のCSR調達で豊富な知見を持つ専門家やベトナム労働省、CSR分野のコンサルティングを手掛けるNPOの協力を受けて実施する。約20社の参加を見込んでいる。
 帝人フロンティアはベトナムで2014年12月に初めて同様セミナーを開き、今回が2回目だ。初回は15社34人が参加し、基本的な労働条件や労働法を解説したほか人身取引や児童労働の具体例を紹介した。今後中国やインドネシアでもセミナーを開催して取り組みを拡大する。CSR調達は調達先や委託先に法令順守などを求めることを指す。
 帝人フロンティアは、素材の開発・調達から製品化までのバリューチェーンを世界で展開し、その中で環境配慮、法令遵守、人権保護などCSRマネジメントを重要課題に位置付けている。2015年度は主要アクションにCSR調達体制の確立を掲げて活動を強化する。複数企業でのセミナー共催なども視野にCSR調達を広げる。【帝人フロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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