カナダ環境省、五大湖の水質保護・回復の新規プロジェクトに資金拠出を継続

水･土壌環境】 【掲載日】2015.06.23 【情報源】／2015.06.05 発表

　カナダ環境省は、五大湖の環境浄化プロジェクトを支援するために政府の「五大湖持続可能性基金（GLSF）」の資金拠出を継続すると公表した。環境や水質の劣化が深刻なカナダ側五大湖懸念地域において、2015〜2016年には、30を超える新規プロジェクトのために280万ドル以上助成するという。
　2006年以降、カナダ政府は五大湖の水質と生態系の健全性を回復・保護するための取組に4億300万ドル近く拠出してきた。このうち約2300万ドルは、カナダ側五大湖懸念地域における400以上の共同プロジェクトへの助成である。GLSFは、主に魚類や野生生物の生息地・個体群回復、汚染堆積物処理、都市廃水による汚染や、都市や農地からの汚水流入の防止など、良好な環境を取り戻すためのプロジェクトに資金援助を行っている。これらのプロジェクトは、国民と自然の結びつきを強めることを目指す「カナダ国家自然保護計画」の重要な一部となっている。
【カナダ環境省】