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環境ニュース[国内]

ラムサール条約締約国会議、持続可能な開発における湿地の重要性をみとめるプンタ・デル・エステ宣言を承認

自然環境】 【掲載日】2015.06.23 【情報源】/2015.06.09 発表

 2015年6月1〜9日にウルグアイで開催されていたラムサール条約第12回締約国会議が、持続可能な開発における湿地の重要性を確認するプンタ・デル・エステ宣言、及び新たな戦略計画を承認して閉幕した。戦略計画では、湿地の消失・劣化を食い止め、水や食糧の安定供給や気候変動など危急の課題に対処する下記4項目を優先事項とした。
・水、エネルギー、鉱業、農業など主要部門の意思決定者が湿地の価値を認識し、政策に反映させることで、湿地の消失・劣化の進行要因に対処。
・湿地がもたらす生態系サービスの観点から重要なラムサール条約湿地ネットワークの保全・保護に対する各国の新たなコミットメント
・全湿地の賢明な利用の促進、及び生物多様性の保全や災害リスク低減、生活、気候変動の緩和・適応に重要な湿地の再生。
・リソース動員、連携、能力開発、意識向上による条約実施の向上。
 同会議では、戦略計画の実施を促進する決議(泥炭地の気候変動調整機能、湿地の災害リスク低減機能、都市の湿地保全を図る「世界湿地都市認定制度(World Wetland City Accreditation System)」の設立など)を採択。また第13回締約国会議を2018年にアラブ首長国連邦のドバイで開催することも決定した。
ラムサール条約

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