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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、地下貯蔵タンクからの石油漏出を防ぐため施設要件を厳格化

健康・化学物質】 【掲載日】2015.07.06 【情報源】/2015.06.22 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、地下貯蔵タンク(UST)からの石油漏出を防止・検出するため、UST施設に課する要件を厳格化することを公表した。USTからの石油漏出は地下水汚染の主要因となっており、人体や環境への影響が懸念されている。アメリカでは、石油を販売するガソリンスタンドなどに加え、自家給油所を備えた運輸業者など数十万の施設にUSTが設置されているという。今回EPAは、タンクや配管の新設または交換時に二次格納容器を設置することや、操作員訓練を実施することなど、要件の厳格化を公表した。また、「2005年エネルギー政策法」の要件を部族社会のUSTにも適用するなど、アメリカのすべての州や部族社会のUSTが共通の漏出防止要件を満たすようにするという。最終的な要件の策定に際して、EPAは利害関係者と十分に協議し、既存設備の交換を義務付けるのではなく、維持管理の改善に重点を置くなど、環境面の利益とUSTの所有者・管理者にとっての経費のバランスを取ったという。【アメリカ環境保護庁】

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