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環境ニュース[国内]

パナソニック、未来の都市づくりでの新事業に向け暑さ対策などの実証実験開始

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2015.08.21 【情報源】企業/2015.08.21 発表

 パナソニックは、未来の都市づくりでの新事業や商品・サービス創出に向け、暑さ対策などの実証実験を森ビルと始める。夏の屋外で冷涼空間を提供する設備「クールスポット」を森ビルが運営する超高層ビルの複合施設「虎ノ門ヒルズ」(東京・港区)に設置し、8月27日から有用性などを確認する。9月13日まで実験して商品開発に生かす。
 訪日外国人の急増を踏まえて都市部の各施設でサービスやインフラ面の整備が求められることから、両社は森ビルが運営する施設を基盤に、パナソニックが保有する環境技術やICT(情報通信技術)ソリューションなどを実証することにした。夏の屋外イベントでの暑さや熱中症対策と、言語の壁を越えたコミュニケーション対策に着目した。
 暑さ対策は、パナソニックが独自に開発を進めているクールスポットの実用化につなげる。クールスポットは、ミスト(霧状の送風設備)やエアカーテン(出入口の空気流を遮断する装置)、遮熱パネルなどを使用した涼しい空間で、虎ノ門ヒルズの散策エリア「ステップガーデン」の一角に設ける。6.7m2の広さがあり、8人ほど収容できる。
 実験を通して熱中症対策などの効果を検証し、将来は保水ブロックを地面に敷設することによる打ち水効果や、太陽電池と蓄電池を備える独立電源型システムとしての展開を目指す。コミュニケーション対策は、森ビルの複合施設「六本木ヒルズ」(東京・港区)など2カ所に「多言語自動翻訳機」を9月25日〜10月22日に置いて接客に活用する。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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