スウェーデン政府、国連気候変動パリ会議へ向けた戦略を公表

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.08.31 【情報源】／2015.08.17 発表

　スウェーデン政府は、国連気候変動パリ会議（COP21）へ向けた同国の戦略を公表した。この戦略は、国、欧州連合、世界のレベルで、同国の気候政策の優先順位と立場を示すもので、以下の3つを柱としている。
１）スウェーデンは、自国の気候政策を強化するとともに世界の取組を先導し、欧州連合に、より高い排出削減目標を目指すよう働きかける。
２）新しい気候合意は、各国が排出削減目標を将来さらに強化できるよう、動的なものにする必要がある。
３）各国との協力がなくては良好な合意は実現しない。スウェーデンは、意欲的な合意の形成に取り組む他国や気候変動の影響に対して最も脆弱な他国との協力を優先事項とする。
　その他、気候変動は適応のための資源の不足した国に特に深刻な打撃を及ぼすとし、科学的知見に基づいた意欲的な合意形成が必要だという認識を示した。また、取組を強化するためには気候資金が重要であり、気候資金はCOP21における合意形成の鍵になるだろうとしている。
【スウェーデン環境・エネルギー省】