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環境ニュース[国内]

ドイツ 国家資源効率プログラム進捗・改善報告書案が提示される

環境一般】 【掲載日】2015.09.04 【情報源】/2015.08.28 発表

 ドイツ連邦環境省は、2012年2月に承認された国家資源効率プログラム(ProgRess)の進捗状況と改善案をまとめた報告書案(ProgRessU)を公表した。2015年9月14日までに、市民や行政機関は意見を表明し、報告書への改善案を提示することが可能となっている。最終報告書は、2016年春にドイツ連邦議会に提出される予定である。連邦政府には、国家資源効率プログラムについて、4年毎の進展状況の報告・評価、そして改善案のとりまとめが義務付けられている。
 ProgRessUは、ProgRessの構造にもとづいて内容が構成されている。新規の内容としては、全体のバリュー・チェーンが考慮されており、例えば、中小企業への効率化コンサルティングの拡張、環境マネジメントシステムの支援、資源効率の高い製品・サービスに対する公的機関による調達強化、消費者情報の改善、中進国・発展途上国における技術・知見移転の強化が含まれている。ProgRessでは、鉱石や砂、砂利、木材といった資源の取り扱いに焦点が当てられていたが、ProgRessUでは、バイオマスや石炭、石油といった、物質やエネルギーのフロー全体で環境に配慮するためにエネルギー源について焦点が当てられている。また、「持続可能な建築と持続可能な都市開発」並びに「資源に配慮した情報・コミュニケーション技術」に関してもテーマに含まれている。さらに、市民から提示されたアイデアや解決策も加えられるため、2015年秋には、市民対話も実施される。
【ドイツ連邦環境省】

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