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環境ニュース[国内]

世界資源研究所、インドの事例から気候変動に対する適応プロジェクトの規模拡大が必要と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.09.07 【情報源】/2015.08.24 発表

 世界資源研究所(WRI)は、気候変動に対する適応のための、インドの天水農業地域における21事例のプロジェクトを分析した報告書を公表した。天水農業はインドの耕作地の58%を占めており、同国の食糧生産の最大40%に相当するという。しかしこうした農地では、気候変動の影響によって米や小麦、トウモロコシ生産が減少すると予想され、2050年までに2000億ドル以上の損失を被るという。これまでに実施されたプロジェクトは、部分的には成功を収めているものの、収量の大幅減少を防ぐだけの大規模な変革には未だ至っていないという。こうした中、報告書ではプロジェクトの規模拡大を政策決定者らに呼びかけ、計画、資金確保、支援の方法に関する指針を示している。また、規模拡大は複雑なプロセスであり、単一の手法をすべてのケースに当てはめられるものではないことや、地域の置かれた状況、情報管理、連携に焦点を当て、あらゆる部門を統合した取組が必要であることを指摘している。【世界資源研究所

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