気候変動枠組条約の技術執行委員会、気候技術普及への支援策のため会合へ

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.09.21 【情報源】／2015.09.07 発表

　国連気候変動枠組条約（UNFCCC）の技術執行委員会（TEC）は、2015年9月7日〜11日、ボンで各国の気候技術プロジェクト・プログラムの普及促進への主要政策を検討する。
　この会合（TEC 11）では、途上国が技術ニーズを特定し気候技術を実行に移すことができるようにするため、専門家らが政策の特定とガイダンスの作成を行う予定で、送電系統に接続せずに利用できる再生可能エネルギーが重点の一つになるという。会合結果は、12月の国連気候変動会議に提出される。TECは、各国のステークホルダーに対し、ライブで実施される会合のウェブキャスト視聴や、ツイッターでの議論参加を呼びかけている。参加者は、質問やコメントをハッシュタグ#climatetech、#TEC11でTEC宛に送ることができる。詳細はUNFCCCのウェブサイトを参照。
　TECは、各国の排出削減・適応技術の開発と移転を支援するために設立された、UNFCCCの技術メカニズムの二つの構成要素の一つで、政策面に取り組んでいる。もう一つの要素、気候技術センター・ネットワーク（CTCN）は現在、技術行動強化への現場の途上国の要請に対応している。【国連気候変動枠組条約】