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環境ニュース[国内]

クウェート、ラムサール条約の第169番目の締約国に

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2015.09.24 【情報源】/2015.09.07 発表

 ラムサール条約事務局は、クウェートが同条約の169番目の締約国となったことを公表した。条約はクウェートで2015年9月5日に発効した。条約加入にあたり、人々や環境に貴重な生態系サービスや恩恵を提供する「国際的に重要な湿地」(ラムサール条約湿地)としてクウェートが登録したのは、同国最大の島であるブビヤン島に位置するムバーラク・アル・カビール保護区。浅い塩沼や小規模な潟湖を含むこの湿地は、ユーラシア大陸からアフリカ大陸、あるいはトルコからインドへと移動する鳥類にとって重要な2大移動ルートに位置し、渡り鳥の中継地点、繁殖地として重要であるという。また、世界で最も大きなカニチドリの繁殖コロニーが存在し、周辺の水域は多くの商業魚類の養魚場であり、イルカやネズミイルカなども頻繁に集まるという。同条約事務局長クリストファー・ブリッグス博士は、「条約の加入は湿地の長期間にわたる保全と賢明な利用に対するクウェートの強い決意を示しており、湿地の減少および劣化の防止と保護に向け共に取り組んでいくことを期待している」と述べた。【ラムサール条約

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