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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、「環境チャレンジ2050」策定、2050年の新車CO2排出量90%削減

エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2015.10.16 【情報源】企業/2015.10.14 発表

 トヨタ自動車は、2050年の環境目標「トヨタ環境チャレンジ2050」を策定した。世界で2050年の新車走行時のCO2排出量を2010年比で90%削減すると同時に、ライフサイクルのCO2をゼロにする。世界の工場のCO2排出量もゼロにする。環境チャレンジ2050の実現に向けた当面の実行計画として、第6次「トヨタ環境取組プラン」を2016〜2020年度の5年間展開する。
 環境チャレンジ2050は「もっといいクルマ」「もっといいモノづくり」「いい町・いい社会」の3つの領域で6種類の取り組みを掲げた。もっといいクルマは新車のCO2ゼロとライフサイクルのCO2ゼロ、もっといいモノづくりは工場のCO2ゼロと水環境インパクトの最小化、いい町・いい社会は循環型社会・システム構築と、人と自然が共生する未来づくりとした。
 2050年の新車走行時のCO2排出量90%削減に向け、2020年に同22%以上削減する。ハイブリッド車(HV)の販売台数を2020年までに年間150万台、累計1500万台にするとともに、燃料電池車(FCV)の販売を2020年頃以降に日本で年間1万数千台、世界で同3万台以上にする。2016年度中に燃料電池バスの導入を始め、2020年の東京五輪で100台をめどに準備を進める。
 工場のCO2ゼロへの当面の目標では、新工場と新生産ラインで生産1台あたりのCO2排出量を2001年比で2020年に約半減、2030年に約3分の1に削減する。2050年には再生可能エネルギーと水素の利用でゼロを実現する。工場で水素を利用する技術を開発し、2020年頃にFCV生産ラインで実証を始める。田原工場(愛知県田原市)には2020年頃に風力発電設備を設置する。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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