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環境ニュース[国内]

国際エネルギー機関、エネルギー効率の改善が8億7000万トンのCO2を削減と発表

エネルギー】 【掲載日】2015.10.27 【情報源】/2015.10.08 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、新たな報告書「省エネルギー市場レポート2015年版」の中で、1990年以来のIEA加盟国でのエネルギー効率改善への投資によって、2014年はCO2排出量を8億7000万トン、過去25年間の累積では100億トンを抑制できたと明らかにした。エネルギー効率改善は、エネルギー部門のCO2排出削減には最も有効な手段で、地球の気温上昇を産業革命前に比べ2℃以下に抑えるために必要なCO2排出削減量の4割強はエネルギー部門によるという。1990年以来のエネルギー効率改善で、2014年の一次エネルギー消費量は7億6000万トン(原油換算)超削減された。CO2排出量の3分の2は燃料燃焼によるため、効率化は温室効果ガス削減費用を最小化する決め手になり、加盟国消費者の光熱費も2014年は5500億ドル抑制できたとしている。さらに、2014年の化石燃料輸入額も加盟国全体で800億ドル抑制され、貿易収支改善に貢献したという。こうした進捗状況で、報告書は低炭素エネルギーシステムへの移行を楽観視する見方が広がっているとしている。

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