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環境ニュース[国内]

帝人、グループが設計・製作支援のソーラーカーが世界最大級のレースで準優勝

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2015.10.30 【情報源】企業/2015.10.26 発表

 帝人グループで炭素繊維・複合材料事業の東邦テナックスと、同先端複合材料製品のジーエイチクラフトが設計・製作を支援した工学院大学のソーラーカー「OWL(あうる)」が、ソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2015」で準優勝した。オーストラリアで開かれた世界最大級のレースで、炭素繊維の軽量車体が貢献した。
 あうるは、東邦テナックスなどが開発した成形厚0.06oの極薄・超軽量の炭素繊維織物を使った。ジーエイチクラフトは、学生主体で取り組んだ車体の設計・製作を全面的に支援した。あうるの車体はクラス最軽量の約55sで、耐久走行可能な剛性、強度、安全性の特長を備え、空力特性に優れる独自形状と併せて革新的なソーラーカーという。
 ワールド・ソーラー・チャレンジ2015は、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3000kmで、10月18日〜25日に開催された。あうるは4輪で2人乗りの「クルーザークラス」に、日本から唯一参戦した。他に4輪・1人乗り、3輪・1人乗りのクラスがあるが、実用的で安全なソーラーカーの開発を目的にクルーザークラスに参加した。
 帝人グループは、東邦テナックスとジーエイチクラフトが熱硬化性CFRP(炭素繊維強化プラスチック)を手掛けていることに加え、帝人の複合材料技術開発センターで熱可塑性CFRPの研究開発を進め、帝人のオートモーティブ事業開発推進グループがマーケティング活動を展開している。準優勝を弾みに自動車用途のCFRPの採用・普及を推進する。【帝人(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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