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環境ニュース[国内]

住友林業、ネパール「マナスル森林再生プロジェクト」を支援、コスモの基金も

環境一般 CSR】 【掲載日】2015.11.02 【情報源】企業/2015.10.27 発表

 住友林業は、登山家の野口健さんがネパールで進める「マナスル森林再生プロジェクト」を支援する。国内外の森林を育成・管理して蓄積してきたノウハウや技術力を活用し、植林・植栽分野で技術協力する。コスモ石油を中核にするコスモエネルギーホールディングスで環境貢献を行う“コスモ石油エコカード基金”も、この活動全体を支援している。
 マナスル森林再生プロジェクトは、マナスル峰(標高8163m)の麓にあるサマ村の環境改善と住民の環境意識向上を目的に、野口さんが立ち上げた。野口さんが代表を務めるNPO「ピーク・エイド」が母体となる。サマ村は樹齢100年を超える原生林が広がる緑豊かな土地だったが、まきや家畜の飼料のための無秩序な伐採などで森林が荒廃した。
 住友林業はプロジェクトの趣旨に賛同して技術支援することにした。高地は環境が厳しく植物の成長が遅いことから、森林再生は熱帯や温帯より時間と労力がかかると予想される。住友林業は同社の技術を外部に提供する組織、住友林業森林・緑化研究センターから育苗や育林に詳しい技術者を現地に派遣し、技術的な側面からアドバイスする。
 3年をめどにした植林のトライアル活動として、初年度の今年度は苗木生産の一部を支援する。マナスル峰はヒマラヤ山脈の一角で、日本の登山隊が1956年に初めて登頂した山として「ジャパニーズマウンテン」とも呼ばれ、日本とは縁が深い。野口さんはこの地域で2006年から「ヒマラヤに学校をつくろうプロジェクト」も展開している。【住友林業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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