一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

欧州委員会、欧州の飲料水の水質モニタリングを改善する新規則を採択

健康・化学物質】 【掲載日】2015.11.11 【情報源】EU/2015.10.28 発表

 欧州委員会は、欧州における飲料水の水質モニタリングを改善するための新規則を採択した。この新規則は、安全な飲料水を公平かつ包括的に供給することを求める欧州市民イニシアティブRight2Waterと欧州議会の要望に応えてEUの飲料水指令を修正するもので、欧州の約10万の給水区域の水質モニタリングの方法をEU加盟国が柔軟に決められるようにし、リスクに基づく的を絞ったモニタリングを可能にするという。具体的には、有害物質が検出されるおそれがないことがリスク評価で示された給水区域では、EU加盟国はモニタリングするパラメーターを自ら決定できる。また、特定の条件を満たす場合にサンプリングの頻度を変更することや、健康上の懸念に応じてモニタリング対象物質のリストを拡張することも認められるという。なお、新規則は、食品の安全性に関する法律で既に導入されている危害分析重要管理点(HACCP)の原則や、飲料水の水質に関する世界保健機関(WHO)のガイドラインに基づき作成された。【欧州委員会】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース