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環境ニュース[国内]

ブリヂストン、初飛行の「MRJ」に航空機用タイヤ提供、軽量化で環境負荷低減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.11.16 【情報源】企業/2015.11.11 発表

 ブリヂストンは、国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」に、航空機用のタイヤを提供している。同機の初号機は、11月11日に初飛行した。タイヤを軽量化することで燃費性能向上と環境負荷低減に貢献する。降着装置システムを製造する住友精密工業に納入し、環境に配慮した運航を後押しする。
 航空機用のタイヤは、航空機の重量と速度を支えながら離着陸を繰り返す過酷な状況で使われることから耐久性が求められる。併せて飛行中の燃費性能を高めるための軽量化も必要になる。今回MRJに装着されたブリヂストンのタイヤは、技術的に困難とされている耐久性と軽量化を両立させた最新のラジアル構造を導入した。
 このラジアル構造は「RRR(トリプルアール)」と呼び、高い弾性がある強力な繊維を使用した新しいベルト構造を採用している。タイヤの軽量化によって燃費性能を向上させるとともに、耐摩耗性を高めた。耐摩耗性でタイヤ交換までの着陸回数が増え、資源が節減できる。加えて、従来の構造より高い安全性も確保した。
 MRJは三菱重工業が64%出資する三菱航空機が開発した。初飛行は愛知県営名古屋空港(豊山町)を離陸し、約1時間半かけて上昇、下降、旋回などの特性を確認した。国産旅客機の開発は約半世紀ぶりとなる。MRJは最新エンジンや空力設計技術などで燃費性能を高めていて、従来機と比べ消費燃料が20%以上削減できる。【(株)ブリヂストン】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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