一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

パナソニック、微粒子イオン搭載空気清浄機がJR東日本の山手線新型電車に搭載

大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2015.12.03 【情報源】企業/2015.11.30 発表

 パナソニックがJR東日本テクノロジーと共同開発した、水に包まれた微粒子イオン「nanoe(ナノイー)」装置搭載の空気清浄機が、JR東日本の山手線新型通勤電車「E235系」の量産先行車に搭載された。車内の天井部に取り付けた空気清浄機からナノイーを放出し、快適な空気環境を提供する。JR東日本テクノロジーはJR東日本グループで車両開発・設備製造を手掛けている。
 パナソニックグループで社会インフラシステムの開発、製造などを行うパナソニックシステムネットワークスが、ナノイー装置をJR東日本テクノロジーに供給した。同社が制御電源装置を組み込んで空気清浄機として製品化したうえで、JR東日本に納入した。ナノイー装置は独自の技術による脱臭・菌の抑制など、さまざまな効果が評価されている。
 ナノイーは寿命が約600秒と、一般的な空気イオンの数十秒〜100秒と比べて約6倍あり、広い範囲に拡散する。弱酸性のイオンで肌や髪にやさしく、水分量は体積比で空気イオンの約1000倍以上ある。空気清浄機のほか、エアコン、ドライヤー、スチーマーなどに搭載されている。JR東日本は、通勤電車の空気環境改善を狙いにE235系に採用した。
 E235系は乗客サービスや環境性能の向上を目的に開発し、11月30日に運転を始めた。広告媒体を液晶画面にしたほか、1人あたりの腰掛け幅を1cm広げた。環境性能では、電力損失を低減してブレーキ時の回生エネルギーを増やす次世代半導体素子のSiC(炭化ケイ素)を主制御器に採用するとともに、油不要の電動空気圧縮機を導入した。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク