一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

2014年のCO2排出量は0.6%増加、グローバル・カーボン・プロジェクトが報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.12.22 【情報源】/2015.12.08 発表

 2014年に世界の化石燃料と産業が排出するCO2は0.6%増加し、全体で9.8ギガトンの炭素(GtC)が大気中に排出されたとグローバル・カーボン・バジェット報告が明らかにした。2015年の排出量は逆に0.6%減少する見通しだという。グローバル・カーボン・バジェットは、世界気候研究計画(WCRP)(世界気象機関、イギリスの自然環境研究会議、日本の環境省等が実施)などが共同で実施する国際共同研究であるグローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)が公表している。2014年は、大気への排出量9.8 GtCに加え、森林伐採など土地利用の変化によって1.1 GtCが排出された。2014年の海域、陸域の炭素吸収源が全CO2のそれぞれ27%、37%を取り除き、排出量の36%を大気に残したという。
 グローバル・カーボン・バジェットには多数の機関が協力している。このうちイギリス気象庁等は、気候変動への対策は温室効果ガスの排出削減が不可欠であり、コストが膨大で影響も大きい大規模炭素回収技術に頼るべきではないとしている。【世界気象機関

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース