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環境ニュース[国内]

イギリス気象庁、2016年の気温予測を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.01.18 【情報源】/2015.12.17 発表

 イギリス気象庁は、2016年の世界平均気温が過去最高レベルに達するという予測を発表した。これによると、同年の世界平均気温は、1961〜1990年の長期平均の14.0℃より0.72〜0.96℃(中央値0.84℃)高くなる見込みだという。また1981〜2010年の長期平均と比べた場合では、中央値で0.53℃高くなる。同庁の分析では、人間活動による地球温暖化に加え、熱帯太平洋で海水温が上昇するエルニーニョの影響を受けることが主な要因だとしている。
 2015年の世界平均気温も、1〜10月のデータでは1961〜1990年の長期平均より0.72℃(±0.1℃)高く過去最高となり、2014年、2015年、2016年が3年連続で記録的な高温の年になると予測している。同庁では、この連続記録がその後も限りなく続くとは考えていないが、現在の状況は、地球温暖化に自然変動が重なれば空前の高温レベルに達する可能性があることを示しているという。
 なお、同庁の予測は世界的な気候を左右する主な要因を基に分析したもので、一時的な冷却効果のある大きな火山噴火等の変則的な事象は勘案していない。
【イギリス気象庁】

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