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環境ニュース[国内]

川崎重工、福岡市から「市東部水処理センター」向け送風機設備更新工事を受注

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2016.01.21 【情報源】企業/2016.01.18 発表

 川崎重工業は、福岡市から下水処理施設「福岡市東部水処理センター」(同市東区)向けの送風機設備更新工事を受注した。高効率・省エネ化のニーズを受け、環境配慮型ブロワ(送風機)「川崎MAGターボ」シリーズの最大機種4台で構成する、下水曝気(ばっき)用送風設備の供給と据え付けを行う。2017年3月の運転開始を予定している。
 曝気は、廃水処理で空気の吹き込みやかき混ぜなどによって液中に酸素を供給することを意味し、有機汚濁物質を分解する微生物の働きを促す。微生物は下水中の汚れを食物に繁殖して、汚れを食べ終わると底に沈み、水がきれいになる。川崎MAGターボは生物反応槽に空気を吹き込む曝気用ブロワで、省エネ、省スペースなどが特長だ。
 福岡市東部水処理センターは送風機設備一式を屋内に設置していたが、敷地内スペースの有効活用と建設コスト低減を目的に、今回の工事で設備一式を屋外に設置することにした。川崎MAGターボはブロワ本体と制御盤が分離でき、屋外をはじめとしたさまざまな設置方法に対応し、その技術と各地の下水処理施設への納入実績が評価された。
 川崎MAGターボは2007年の初号機納入以来、下水処理施設向けに120台以上を受注している。下水曝気ブロワは下水処理施設の電力消費量の40〜50%を占め、節電意識の高まりから高効率・省エネ化が求められている。全国の下水処理施設で老朽化設備の更新プロジェクトが増える中、省エネと設置スペースの自由度を訴えて受注拡大を目指す。【川崎重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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