ドイツ　中小企業の気候保護ポテンシャル向上を目指すプロジェクトが開始

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.02.12 【情報源】／2016.01.27 発表

　ドイツ連邦環境省は、中小企業の気候保護ポテンシャルを高めることを目的にした新しいプロジェクトの開始を公表した。「エネルギーキャラバン」と呼ばれるエネルギー相談員で構成されるチームがライン・ネッカー地域の企業を訪問し、そこでエネルギーチェックを提供する。プロジェクトの中心は、中小企業のトップに対するエネルギー相談員による無料のアドバイスである。相談員は、それぞれの企業の個々の省エネポテンシャルを確認する。小規模な対策はすぐに実行可能であるが、大規模な対策については、企業はさらなる支援を受けることになる。プロジェクトは、約480社においてエネルギーチェックを実施し、約240社において具体的な気候保護対策を実行することを目指している。そのために、2018年までに同地域にある約2400社に対し参加を呼び掛ける。プロジェクトは、マンハイム気候保護エージェンシーなど、複数の地域のエネルギー・気候保護エージェンシーが担当する。連邦環境省は、プロジェクトに対し、23万ユーロを拠出する。【ドイツ連邦環境省】