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環境ニュース[国内]

ドイツ ドナウ川保全国際委員会が対策パッケージに合意

自然環境】 【掲載日】2016.02.26 【情報源】/2016.02.09 発表

 ドイツ連邦環境省は、ウィーンにおいてドナウ川保全国際委員会(ICPDR)が開催されたことを報告した。委員会では、ドナウ川流域の14ヶ国の代表が集まり、ドナウ川保全を進めるために、ドナウ川全流域における管理計画と洪水リスク管理計画に合意した。ドイツ政府からは、環境・建設分野を担当するアドレア事務次官が出席した。アドレア氏は、「両計画により我々は水域保護に関する2つのEU指令を実行に移し、今後6年間に実施される作業の優先性について決定した。全ての流域国家が一つの目標に合意し、対策の実施を義務付けたことは、ドナウ川流域の国際協力活動の功績であるといえる」とコメントした。管理計画では、2015年から2021年の期間、EU水枠組み指令において定められている管理計画を最初に実行に移すもので、共同対策プログラムも含まれている。対策プログラムの目標は、ドナウ川流域の状況を改善するために、富栄養化有害物質の負担、回遊魚への障害物といった構造的な欠陥を削減することである。洪水リスク管理計画も2015年から2021年を対象としており、EU洪水指令を初めて実行に移すものである。計画では、ドナウ川全流域における目標と対策の概観を示している。洪水を他の地域に拡大させないという連帯原則、管理計画においても重要な役割を占めている自然の保水対策、そのために必要な財政資源の用意に重点が置かれている。ドイツ政府は、連邦政府と州政府による洪水予防計画を通じ、ドナウ川流域における多数の対策の実施を予定している。【ドイツ連邦環境省】

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