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環境ニュース[国内]

アメリカ海洋大気庁、漁業における混獲を削減する取組の進捗を報告

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2016.03.01 【情報源】/2016.02.18 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、漁業における混獲や、漁具で海洋哺乳類海鳥、サンゴ、海綿、ウミガメ、保護対象の魚種などを傷つけてしまうことを避けるための取組の進捗を報告した。NOAAは、混獲を最小限に抑えるための技術開発と漁法に助成するなど、パートナー機関とともに40年近くにわたって混獲対策に取り組んでいる。この取組は、持続可能な漁業を推進し、保護対象種を保全および回復させるNOAAの取組の重要な一部となっている。今回、以下のような成果が報告された。
・リアルタイムの海図によりマナガツオの魚群を特定し、アメリカ北東部におけるイカ漁業での混獲を2年間で54%削減した。
・西海岸のエビのトロール漁で人工照明を使用することで、保護種のユーラカンの混獲を最大91%削減した。
・ヴァージニア州とノースカロライナ州で、刺し網を改良することで保護種のチョウザメとの接触を60%以上削減した。
この報告書に続き、国家混獲戦略の草案や最新の混獲統計などが近日中に発表予定となっている。
【アメリカ海洋大気庁】

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