一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

フィンランド環境研究所など、気候変動がクロスカントリースキーに及ぼす影響を評価

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.03.02 【情報源】/2016.02.18 発表

 フィンランド環境研究所(SYKE)などは、気候変動がフィンランドの国民的スポーツであるクロスカントリースキーに及ぼす影響をマッピングするツールを公表した。それによると、今後数十年間に、特にフィンランド南部で積雪・降雪期間が短くなり、国民がクロスカントリースキーを楽しむ機会に悪影響が生じ得るという。人工雪や雪の貯蔵によって部分的に埋め合わせられるが、投資が必要となるうえ、実現可能な地域も限られるという。SYKEなどは、各地の15〜74歳の769人のスキー愛好者を対象に、雪の状況が悪化したらどうするかなどの問いを含むアンケート調査を実施した。その結果、南部のスキー愛好者の方が状況の悪化とともにスキーをやめると答えた人が多かったという。ツールでは、気候変動に伴う雪の状況の予測とともに、アンケート調査の結果に基づくスキー愛好者の行動予測も示されている。ツールは、気候変動と雪の状況の変化についての情報を国民に提供するほか、サービス提供者にもスキーサービスの計画と開発に役立つ情報を提供するという。【フィンランド環境研究所】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース