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環境ニュース[国内]

オランダ等、国際取引による焼却灰等の二次資源の利用拡大へ協定締結

ごみ・リサイクル】 【掲載日】2016.03.17 【情報源】/2016.03.03 発表

 オランダのシャロン・ダイクスマ環境担当大臣とヘンク・カンプ経済大臣は、北海周辺国間の二次資源の取引促進の取組(North Sea Resources Roundabout, NSSR)をイギリス、フランス、フランドル地方の各閣僚や経済界、環境団体と共に立ち上げ、そのための協定に署名した。これは循環型経済を目指し、現在廃棄物として捨てられている資源の活用を国際取引によって進めることを目的としている。リサイクル可能なプラスチックや焼却灰に残るアルミやなどの二次資源は、取引されることなく廃棄物として処分されている。その要因の一つとして、二次資源の位置づけが国によって異なることや、廃棄物のままでは取引が困難であることが障壁になっているという。NSSRの取組はこの障壁を取り除こうとするもので、ダイクスマ大臣は、「‘資源’を再定義し、この定義を近隣国と整合させることで、廃棄物でなく新たな資源として国際取引を進めることができる」と述べている。たとえば「堆肥」は廃棄物とも肥料ともいえるが、相手国が肥料とみなせば取引はしやすくなる。またオランダには、焼却灰中の微細な非鉄金属(アルミ、、金、銀等)を回収する技術を持つ企業があり、イギリスの廃棄物処理会社が資源回収のために焼却灰を輸出することが容易になれば焼却灰の活用も進むという。【オランダ社会基盤・環境省】

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