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環境ニュース[海外]

ドイツ エコラベル「ブルーエンジェル」の新たな対象に筆記用具や食器用洗剤などを追加

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2016.04.08 【情報源】ドイツ/2016.03.29 発表

 ドイツ連邦環境省は、エコラベル「ブルーエンジェル」の授与対象として、「筆記用具・スタンプ」、「絵の具」、「食器洗浄機用洗剤・食器用洗剤」、「シャンプー・シャワージェル・石鹸・その他のリンスオフコスメティック製品」を新たに追加することを公表した。ドイツでは、2011年、筆5億本、ボールペン4億本、フェルトペン5.5億本が生産された。「ブルーエンジェル」は、これらの製品に対し、省資源、環境に配慮した包装、有害物質の使用の回避を求めている。また、2013年には、約7000トンの絵の具がドイツ市場で流通した。これらの物質は環境や健康に悪影響を及ぼす物質を含む可能性があることから、「ブルーエンジェル」は、塗料の内容物、品質、包装、補充に対する基準を設置している。ドイツでは、食器洗浄機用の洗剤は年間約10万トン、食器洗浄用洗剤は年間約63万トンが販売されている。これらの洗剤の成分が下水処理設備で取り除かれない場合、水域を汚染することになることから、「ブルーエンジェル」では、これらの物質をゼロにするか、または最小限に減少させることを求めている。「シャンプー・シャワージェル・石鹸・その他のリンスオフコスメティック製品」のドイツ国内における年間生産量は約79万トンであり、水域汚染や健康被害が指摘されている。「ブルーエンジェル」は、これらの製品に対し、環境・健康に負担となる物質を引き続き回避し、容器廃棄物を削減し、再生可能資源の持続可能な栽培を要求している。また、連邦環境省は、今回の発表に合わせ、新たに5人の「ブルーエンジェル・メッセンジャー」の任命を表明した。新たに任命されたのは、ドイツサッカー連盟のスポーツディレクターのハンス・ディーター・フリック氏など。「ブルーエンジェル・メッセンジャー」は、「ブルーエンジェル」の重要性について人々に伝える役割を担っており、既に任命されているカタリーナ・ビット氏をはじめ、10人の「ブルーエンジェル・メッセンジャー」が誕生している。【ドイツ連邦環境省】

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