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環境ニュース[国内]

三菱重工・日立・住友商事、タイ・バンコクの新鉄道路線建設プロジェクト受注

大気環境 交通問題】 【掲載日】2016.04.01 【情報源】企業/2016.03.30 発表

 三菱重工業と日立製作所、住友商事は、タイの首都バンコクの新鉄道路線建設プロジェクトを共同で受注し、同国の国鉄と契約した。同プロジェクト「バンコクレッドラインプロジェクト」は、タイ政府が進める大規模事業計画の1つで、低炭素で大規模輸送が可能な交通インフラを構築する。自動車の利用増加で深刻化する道路渋滞や大気汚染の解消を目指す。
 バンコクレッドラインプロジェクトはバンコク中心部のバンスー駅を起点に、北に26.4km、西に14.6km延びる全線高架の鉄道路線を建設する事業で、2020年の完成を予定する。信号システム、車両と鉄道システム一式の設計・建設を請け負い、約1120億円で受注した。バンスー駅から北への路線は日本の円借款、西への路線はタイ政府の自己資金で造る。
 三菱重工は、列車の安全な運行を可能にする信号システムや通信、軌道、電力などのシステム設計と調達を担当する。日立はアルミ合金製の軽量車両の設計・製造を手掛ける。住友商事は商務の取りまとめと、システムの現地据え付けを実施する。バンコクの環境課題解決に向け、3社の強みを合わせてCO2排出が抑えられる大規模輸送システムを提供する。
 三菱重工は、台湾新幹線やドバイメトロなど多くの大型鉄道プロジェクトで納入実績があり、全自動無人運転車両など新交通システムも国内外で受注している。日立は都市鉄道から高速鉄道まで各種の車両システムを国内外に供給した知見から、現地ニーズに合った車両を提供する。住友商事は鉄道関連ビジネスの経験を生かしてプロジェクトを推進する。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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