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環境ニュース[国内]

リコー、環境を軸にした新規事業の創出へ「環境事業開発センター」を開設

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.04.18 【情報源】企業/2016.04.15 発表

 リコーは、環境を軸にした新規事業の創出を狙いに「リコー環境事業開発センター」を静岡県御殿場市に開設し、4月15日に開所した。各種の環境技術の実証実験を行い、これまでの事業分野にとらわれることのない幅広い分野で事業を開発する。実証実験の場、リユースリサイクルセンター、環境活動に関する情報発信基地の3つの機能を持つ。

 環境事業開発センターは、創立80周年の記念事業の1つとして設けた。7万1074m2の建物面積があり、900人の従業員が配属される。省資源、創エネ、省エネ技術の実証研究・実践を通じた事業開発を手掛け、使用済みプラスチックからの油や金属などの生成・抽出や、廃プラスチック・木質バイオマスから水素を製造する技術などの実証実験を順次始める。

 小さな水流を利用して発電するシステム、室内光で高い発電力が得られる太陽電池の開発や、急速充放電可能な新型二次電池で無人搬送車を稼働させる実験、次世代型栽培技術の研究も行う。環境事業開発センターで技術を開発して利用システムを構築した後、地域を巻き込んで実証実験をし、技術・システムを活用して国内外への新規事業の展開を目指す。

 リユースリサイクルセンターは2015年5月に業務を始め、年間約2万台の複合機を再生している。全国12カ所にあった事務機器のリユースリサイクル機能を3拠点に統合した中で、中心的な役割を果たす。対象製品・領域を拡充して基盤事業を強化する。情報発信では、環境配慮型製品・サービス、技術の情報を提供するとともに環境教育を展開する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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