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環境ニュース[海外]

ドイツ、中国国家排出量取引制度導入を支援へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.05.20 【情報源】ドイツ/2016.04.18 発表

ドイツ連邦環境省は、中国国内における国家排出量取引制度の導入を支援することを公表した。重点は、法的助言、行政機関や企業の従業員の教育である。中国は、2013年以降、7つのパイロット地域において排出量取引手法を実証している。7地域すべて合わせて約12億トンのCO2排出枠が対象となった。これは、EU排出量取引制度における18億トンに匹敵する。2017年には、中国政府は、国家排出量取引制度を導入する予定であり、8部門(エネルギー、石油精製、化学、ガラス・セラミック、鋼鉄、非鉄、製紙、航空交通)から1万社が参加することになる。これらの部門における排出量はCO2換算で40億トンと算出されており、これにより中国の排出量取引制度は世界最大規模となる。連邦環境省は、2012年以降、国際気候保護イニシアティブの枠組みでこの動きを支援しており、今回の支援では、550億ユーロを投じ、ドイツ国際協力公社(GIZ)が中華人民共和国国家発展改革委員会(NDRC)と共同で実施する。ワークショップ、専門家によるアドバイス、ドイツへのスタディツアー、ドイツ排出量取引局における講義などが予定されている。

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