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環境ニュース[海外]

中国環境保護部、2015年に発生した主要な環境緊急事態を報告

水・土壌環境】 【掲載日】2016.05.23 【情報源】中国/2016.04.27 発表

 中国環境保護部(MEP)は、2015年に中国で発生し緊急対応を行った主要な環境事故に関する報告を発表した。発生件数は全国で330件と前年から141件減少した。MEPは、そのうち特に深刻な事故として以下の3件を挙げている。
1)河北省邢台市で発生した地下水汚染
2015年3月26日、汚染した水道水を飲み体調不良を訴えた81人が診療を受け、うち9人が入院。水供給の安全確保のため約3〜5時間断水し、約2000人の水利用に影響が出た。汚染の原因は、生化学製品メーカーによる生産工程における法令違反だという。
2)山東省済南市で発生した有害廃棄物による中毒事故
2015年10月21日、化学廃液を違法廃棄しようとした2名、廃液を輸送したトラック運転手および貨物管理者が中毒により死亡した。
3)甘粛省の選鉱プラントにおける鉱滓貯蔵場の決壊によって発生した鉱滓流出事故
2015年11月23日、甘粛省の選鉱プラントで鉱滓貯蔵所が決壊。大量の鉱滓が流出し、甘粛省、陝西省、四川省の複数の河川でアンチモン汚染が発生した。

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