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環境ニュース[国内]

イギリス、廃棄物の違法投棄に対する新たな罰金制度を導入

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2016.05.25 【情報源】/2016.05.09 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、2016年5月9日から、廃棄物の違法投棄に対して、起訴することなく現行犯で150〜400ポンドの罰金を科すことができる新たな制度を設けると発表した。廃棄物の違法投棄は、その除去・浄化のために年間数百万ポンド規模のコストを生み、合法的事業に悪影響を及ぼし、環境を深刻なリスクに晒しているという。この罰金制度は、冷蔵庫、ソファ、庭で発生する廃棄物、瓦礫などあらゆる廃棄物の違法投棄を対象としており、自治体は時間と費用のかかる訴訟を避け、従来よりも迅速に違法投棄を取り締まることができる。ただし、大規模な違法投棄に対しては引き続き起訴をするという選択も可能だという。罰金制度は違法投棄に対する抑止効果を持つことも期待されており、Defraは自治体と共に違法投棄の根本的な原因解決や違法投棄者の考え方を変えることにも取り組んでいくという。なお、違法投棄に対する定額の罰金制度の導入は政治公約でもあり、イギリスは国家ごみ戦略の起ち上げも予定している。

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