一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

世界資源研究所、建物のエネルギー効率の改善方法をまとめた報告書を公表

エネルギー】 【掲載日】2016.05.26 【情報源】研究機関/2016.05.11 発表

 世界資源研究所(WRI)は、建物のエネルギー効率を改善するための政策提言をまとめた都市の政策決定者向けの報告書を公表した。都市の人口は2050年までに世界の人口の約70%に相当する63億人に上る見通しで、エネルギー需要とCO2排出の増加、大気汚染の深刻化が予想されている。しかし建物の効率を改善することで、特段の対策のないBAUケースと比べ、建物からのCO2排出を2050年までに83%削減できる可能性があるという。また、建物の効率改善はより良い都市作りのための最もコスト効果の高い方法であり、投資額1ドルにつき発電および送配電コストを2ドル削減できる。報告書では建物の効率改善を実現するため、1)建物効率の規格導入、2)効率改善の目標設定、3)パフォーマンス情報の提供と認証、4)インセンティブと資金動員、5)模範を示す政府のリーダーシップ、6)建物の所有者、管理者、居住者の関与、7)技術および金融サービス提供者の関与、8)ガス・電気など公益事業との連携、という8つの政策提言が示されている。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース