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環境ニュース[国内]

日本アジアグループ、札幌市の公募で選ばれた太陽光発電所が完成、処分場を活用

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.05.26 【情報源】企業/2016.05.20 発表

 国際航業が札幌市白石区に開発した太陽光発電所「札幌ソーラーウェイ」が完成し、運転を始めた。同社は、日本アジアグループのグループ企業でインフラ整備・運用コンサルティングを手掛けている。札幌市の一般廃棄物最終処分場(埋め立て処理場)「山本処理場」の一部地区(跡地)を活用した提案で、同市の公募に応募し、事業者に選ばれた。

 札幌ソーラーウェイは約2万4000m2の立地面積で950kWの出力がある。一般家庭約176世帯に相当する規模となり、年間で96万4979kWhの発電電力量を予測する。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて北海道電力に売電する。売電は既に3月に始めている。京セラ製の太陽電池パネルを採用した。

 札幌市が公募した「山本処理場東米里地区大規模太陽光発電施設設置運営事業」の企画提案で国際航業が選定され、2015年9月から建設してきた。国際航業が推進する自治体のマスタープランに連携した太陽光発電など分散型エネルギー設置・運営の一環となり、廃棄物処分場跡地を有効利用して行政の資産管理に役立てる。

 札幌ソーラーウェイには非常用電源として自立運転パワーコンディショナー(電流変換器)と非常用コンセント、移動可能な蓄電池を併設し、災害時に活用できるようにした。環境教育も計画する。日本アジアグループは太陽光発電所を全国で開発し、売電事業で今回を含めて49カ所、計75MW(7万5000kW)が稼働している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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