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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、2015年の欧州における水浴場の水質状況を報告

水・土壌環境】 【掲載日】2016.06.14 【情報源】EU/2016.05.25 発表

 欧州環境庁(EEA)は、欧州における水浴場の水質状況に関する2015年の年次報告書を公表した。EEAと欧州委員会は、EU加盟国、スイス、アルバニアにおける2万1000か所以上の沿岸および内陸の水浴場の水質を調査した。その結果、調査対象となった水浴場の96%が最低の水質基準(sufficientレベル)を満たしており、84%以上がより厳しい基準(excellentレベル)を満たした良好な状態だったという。このうち1991年から毎年調査している約9600か所の水浴場では、1991年には最も厳しい水質基準を満たしていたのは56%だったが、2015年には87%に増加し、水質が継続的に改善していることが示された。ブラックプールやコペンハーゲン、ミュンヘンなどの大規模な観光地や都市では、下水道システムの改善への投資が水浴場の水質改善につながり、成果が出始めているという。欧州委員会のカルメヌ・ヴェッラ環境・海事・漁業担当委員は「この結果はEU規制が良好に機能していることを示しており、欧州のような高度に発展した経済地域であっても高い環境基準を満たせることが実証された」としている。

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